株式会社きごろも

会社概要

代表取締役

河野 幸江

Kono Yukie

河野幸江のプロフィール写真

「子どもがいるから」を理由に
やりたいことを諦めてほしくない。

1986年福岡県生まれ、兵庫県育ち。父の転勤に伴い日本各地や海外へ在住経験あり。
現在は愛知県在住。夫、2017年生まれの長男、2019年生まれの長女の4人家族。

現在は株式会社きごろも、服作りスクールfreelyの代表。

2009年大手製薬メーカーに営業職(MR)として就職、在職中は売上全国1位獲得。

2度の産休育休中に服作りに魅了され、子ども服のオーダー販売に成功。職場復帰するものの、息子の「寂しい...」という一言がきっかけで、起業を決意。

SNS起業を学んだ後、2021年1月に服作りの技術から販売方法まで学べるスクール"freely"開業 を機に会社員を卒業。

2022年8月に株式会社きごろもを設立、代表に。 自身のスクール生の他、並行して大手起業スクールでもコンサルを担当し、年間300人以上のコンサルを提供中。

きっかけは、産休育休で始めた子どものための服作り

開業のスタートが服作りスクールの"freely" ということですが、元から服作りがお好きだったのでしょうか?

プレゼントされたミシンが家に眠ってはいたものの、それまで使ったことはなくて。

スタイを作ってみたのをきっかけに子どもの服も作ってみたいなと、ゼロから始めました。 初めて息子のために作った、ドナルドのコスプレ衣装は左右の袖の長さが違って...

今でもどうしてそんな失敗になったのかわかりません!(笑)

最初はYouTubeや本から作り方を学び、試行錯誤しながらどんどん作れるものが増えていって。

観察してどうなってるのかを探究するのが好きな性分なので、そのうち作りたい服の型紙を起こせるようにまでなりました。

「一度、知識と技術の整理をしたい」と洋裁教室にも通いましたね。

「アニメの人気キャラの衣装をお子さんのサイズに合わせて作ります」と販売サイトで募集してみ たら売れたのが、販売した最初です。その後は普通の服でもオーダーにも挑戦して。

「服、売れるやん!」って嬉しかったですし、服に関係することで仕事を作れたらなぁと思い始めました。

2人目の育休後、復帰したものの毎日本当に大変...
息子の言葉に起業を決める

大学を卒業されてからは、営業職のMRのお仕事をされていたんですね。

大学では理学部で実験が多かったんですが、それよりも接客のアルバイトのほうが面白くて性に合っていたんです。
それで就職活動では営業職を選びました。

MRの仕事は、普段話せない医師の方たちと話せたり、駆け引きしたりが面白かったですね。

会社にもチームにも属してるけれど、それぞれがノルマを持って動くので、ある意味個人事業主 のような働き方でした。

ノルマを達成するのはめちゃくちゃ大変だったけど、成績さえ死守できれば時間が自由に使えて、自分には合ってたなって思います。

自分に合うと思える仕事を辞めて、なぜ起業しようと思ったのでしょうか?

服に関係することで仕事していきたいと思いつつ、当時すぐに覚悟は決められずとりあえず会社へ復帰しました。

でも子どもが2人になり、朝早く出て遅く帰るMRの仕事はハード過ぎて。

毎日必死だし「こんなん無理!!」っていう気持ちでいっぱい。

そんな時に3才だった息子が体調を崩して、お願いしている病児保育へ連れていこうとしたら「寂しい...」とぽつり。

「子どものためにお金を稼ごうと思ってるのに、こんな生活で子どもは幸せか!?」

そんな気持ちが溢れて、自分で仕事をしようと起業を決意しました。

「この服、どうやったら作れる?」
追究好きがこうじて服作りのスクールを開講

開講された服作りのスクールについて教えて下さい。

最初は服の販売や型紙の販売を仕事にと思ってたんです。

でも、型紙を買うだけではその人は服作りができるようにはならない。ずっと服を買ったり型紙買ったりよりも、「自分でイチから作れたほうが絶対いいはず!」と、服作りスクールを作ることに。

さらに、私のところに来てくれたからには服を作れるだけじゃなく、そのコンセプトからアドバイスしてきっちり販売するまでを教えることにしました。

今は洋服だけではなく、小物を売って成功してる生徒さんもたくさんいます。

「売れるものを作るんじゃなくて、作りたいものを売れるようにする」がモットーで、日々スクールの認定講師たちとサポートしてます。

"稼ぐ"にこだわるのは、
我慢しない人生を歩んでほしいから

スクールで服作りだけでなく、販売まで学べるのはすごいですね!

売ることまでこだわるのは、自分で稼いだら我慢しなくていいからです。

社会人になるまでは、3人姉妹だったこともあり自由に何でも選べるというよりは、我慢することが 多かったんですよね。

だから、自分もそうですし、スクールに来てくれる人には稼げるようになって我慢しない人生を歩んでほしいなって思ってます。

関わったすべての人が豊かに、自立できるように

今後、どのように携わっていきたいと思いますか?

認知科学コーチングを受け、さらに自分もコーチとして学んでから、自分の根源的な欲求として「身近な人を救いたい」という気持ちがあるとわかったんです。

だからか、今はガンガンチームを増やして、収入も増やして、関わってくれた人たちが稼げるよう になっていくのが楽しくて。

「家族やスクール生、そしてこれから関わってくれるすべての人の困ってることを解決したい、それで豊かになって自立していってほしい」と願っています。

ちなみに、たくさん稼げるようになったとしても、お金配りは好きじゃないんです。そのお金を知識として学ぶ場だったり、働く場だったり、そういう環境作りに使っていきたいんですよね。

自分のためのお金は、我慢しない生活と旅行に行ける分があればいいかな(笑)

「子育てホンマにしにくい」を変えたい!
働きやすい環境を作りたい!!

最後に、これからの目標を教えて下さい。

今の日本って、本当に子育てしにくいですよね。

子育てしながらフルタイムって、やれてる人ももちろんいるけど、ものすごく負担がかかってる。この状態で少子化は仕方ないって正直思うんです。

もっと子育てしやすくなったら、お母さんたちも仕事でも好きなことでも、もっと頑張れる。外に働きに行きたい人は外へ出ればいい。 それが楽にできる環境を整えたいですよね。自宅で働きたい人には、そのノウハウを渡す。

もちろん、お母さん側も人に頼れるようになるといいと思ってもいて、気軽に頼りやすいサポートサービスも作っていきたいんです。

子育てしてても働きやすい、ワーケーション施設も作っていきたいですし。
これからはスクールは徐々に信頼してる講師たちに任せて、子育て中のお母さんが自由な選択 をできるような、そして私と関わる人すべてが豊かに自立できるような社会作り、実現していきます!